月マガ201206感想
……今月は、ボリューム盛り沢山でそのぶん燃えと萌えがてんこ盛りに詰め込まれていて死ぬかと思った。岩永先生にー、もえころされるー。ほぼ毎回そんな感じだけれども!
というわけで続きから、長めの感想。
というわけで続きから、長めの感想。
冒頭、蠍の要求の確認。七姫可愛い&格好良い!四姫アホかわいいー!「?」てなってるアップのコマたまらん!一姫はまだ五男といるのか……っていうか、あの巻頭の続きがここか。
うーん、全ての者に死を……というところで薬にフォーカスがいってるってことは、自決もするってことなのかなあ……。
ともあれ、二十四時間を過ぎた時に人質が殺されるという期限ができた。
旧ペリオン国にある「何かをどうにか」する時間はないんだろうな……。そもそもこの事態の回収を担当する軍部のほうでは「それ」を把握してないのか?
軍部は、期限内に蠍の状態を把握し、八台+αの戦闘車両と市街戦をできるだけの準備を整え、期限が来る前に状況を打開せねばならない……という感じか。
おそらく兵器局には要求の真意がわかっているのだろうけど、儀典局側で歪んだプライドを持っている兵器局がそれをやすやすと情報部に知らせるとは思えないし、テロの言うことは聞かないのが基本だろうし……。旧ペリオン国に何があるのかは、どう絡むんだろう。また別の話になるのかも?
そういや、蠍は帝国が要求をのんだかどうかをどうやって確認するんだろうな。飲んだとして、じゃあオッケー人質解放ってわけでもないだろうし……と考えていくと、確かに「要求はのまれず、戦闘になることを前提に行動している」ような感じがする。
対蠍の状態把握と市街戦の準備(住民の退避)は今回で少し目処が立っていて、おそらく期限より前にはガーシム大佐の援軍が来ることでより事態が進むはず……だけど、どんな段階でどんな形で来るのかしらん。アベルの動向も気になる。
あとそうだ、大隊長殿は作戦が始まってから一向に姿が見えないんだけど、いつどんな形で出てくるのかな~。
ステッキン曹長にも見せ場が!というか、部長が話を振ったことに驚き。統合見解者、スクリプターはパンシザ世界で一般的な概念ではない?けれど、部長や副官の子はその概念や誰がそうであるのか、そのランクまでも把握しているということかしら。単行本で言葉がずっと前に出ていて、ミュゼにそう呼ばれたジョッシュ(仮名)自身はよくわかってなかったみたいだし……。
その能力の持ち主であるところの不明ちゃん、いや不明君?の心中で一人称「ボク」いただきましたー!
ということは男性かなあ。ボクっ娘の可能性もなくはないと思うけど、心の中でボクと呼ぶのはどうだろう。以後は一応仮定ながら男性扱いで。
部長がその彼にカワユイと言っちゃうところはもう……くそっ、そこでそういうカタカナ使いするのやめて!萌える!だいたい部長みたいな人が可愛いとか何かしら愛でるような行動取ること自体が可愛いっつうの(酷いキレ方なことは自覚している)。
しかし部長……少年(or少女)に対してその物言いはあの……うん、まあ、いいです。何でもないです。
「随一」の曹長でなく、不明くんをそばに置いてるのには何か理由があるのかなー。不明くんの家柄が良いとか、不明くんがある程度自覚的に能力を発揮できるとか、その他の事務能力にも長けているとかかしら。まあ、ステッキン曹長は二桁の掛け算を間違うらしいからな……。「随一」と表現されるってことは、この二人以外にも軍内に数人はいるんだろう。
今回は部長のいろんな表情が出てきて、そのたびに身悶えた。七姫とシンクロしてる思慮中の顔とか、ひそかに自筆の絵を挟んでるところとか、黒い笑顔のバリエーションとか、驚いた顔とか、いろいろ全部がマジ格好良い&可愛い。ハンクス大尉に何の相談をするのかが気になる。
ハンクス大尉もなんかもう全体的に男前……ステッキン曹長が「すっ飛んで行った」って表現したところは無性におかしかった。笑うところじゃないんだけどね。
あと八つ裂きハンクスって部長が普通に言ってたってことは、課内でも了承済の事項か。秘密にしているわけではない、と。
部長を驚かせたオレルドとマーチスの活躍も素敵ー!特に正面切って部長に意見したオレルドマジ男前!アポなしの彼らを通した保安課の人ありがとう!(ていうか、この人の目の周りのあざがまだ残ってるのすごいな!カルッセルからは一ヶ月くらい?)細かく以前の出来事が入ってきたり、シリアスが続きつつも「正式にその名称になっちゃうから止めて」と笑わせてくれるところにもうメロメロ。パンプキンシザーズは本当に心底良いマンガだわ……。
すこし脱線するけど、オレルドのセリフはあの有名な「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてんだ!」というセリフに対する一つの回答だなあと思う。会議室を戦場としている人もいる。そこで全力を尽くしてもらうことで自分たちも動けるんだというのは、なんかこう……いいな。踊る大捜査線の方もそうあってほしいところだけど、どうなるのかなー完結編……。映画は1・2作目しか見てないんだよね。2作目がアレでソレで、スピンオフとか3作目とかはどうもこう、ごにょごにょ。
閑話休題。
不明くんが「部下を黙らせなさい」とハンクス大尉に言うところ、ハンクス大尉が後から部長に謝罪するところはなんかこう、何とも言えない「通常の上下関係」。そういえば不明くんてば、階級は少佐とか大尉とかなのかしら!枠外の紹介欄にはやっぱり不明とあるんだけども。ここではまだ「少女」なんだよなー……。
前から気にしていた部長と三課の関係は、今回描かれた限り、通常の上司と下部組織の関係で問題なさそうな気がする。彼らが三課に集められた理由も、厄介払いに近いってことでいい……のかな。オレルドとマーチスはちょっとよくわかんないけど「一・二課や事務方に回しづらい人材の吹き溜まり」の「言い訳部隊」、それが軍部の中から見たパンプキンシザーズ。
……しかしそんな彼らこそが反撃の糸口。
これを燃えであると言わずしてなんと言うのか!
そして最後に、ランデルの復活……?いや、うーん、これは……。おとなしく寝ていてほしい気もするけど活躍も見たい二律背反。二十四時間以内に戦闘は始まるだろうから、それまでに手術して、ある程度回復……する時間なんてなさそうな……ぐぬぬぬぬ。
しかし、セリフが少し引っかかる。何の為に「立って引き鉄を引く」のか。彼が役に立てるのはそれだけだからか。グラフィアスに負けた記憶はないのか、勝てる策があるのか……。
先が気になります。
コメント: