単行本21巻感想
いわながせんせいのブログも更新されているので、そっちも読んだ上での感想。よかったら両方読んでからこちら読んでね!
わ~~~…えええっと、単行本本文、開いてすぐ左側のページ以降の明確な描き下ろしはカラーページ2枚と白黒2枚?インターバルじゃない部分のラスト1ページもそうかな、なんだけど、本編にもかっなり手がはいってるなこれ!
対比もやりたいけど今ちょっと立て込んでいるので(原稿とかイカ2とか)、さくさく感想を……と思っていたけど無理……長くなる……。
まとめて読むとやっぱこう……結構くるし、感じ方もちょこっと違ってくるなあ、って……。特に、愛していますの見開きから一か月待ったその期間が、一瞬で過ぎ去る感覚にはなんかこう、面白みすらある。
あの一か月間は、私かな~り人生が楽しかったんで、連載追いかけるのめちゃくちゃ得では……?単行本との差でも楽しめるんだから、むしろこの物語を倍楽しんでいるのでは……??
あと正義についての結構重要な会話が足されてますやんか!?!?(ほら!)
細かい対比はやらないけどあの、3月号の内容がかなり書き換わってるっていうか、一度シャウラが……諦めるというと違うけど、一旦会話に見切りをつけかけ、そこにアリスが想いと言葉を重ねて返すっていうくだりが足されていて、違和感なくてすげえなああああっ……て……。
あとあの、
ああ、なんかもう、連載版そのままの単行本(???)も欲しい……。単行本で選ばれたシーンが将来的に読まれるものなんだろうとは思うんだけどさーーー初読は連載版なわけでとっておきたい!切抜きとってるけど印刷が残念!!後付けでいいから買えるだけの電子月マガ買ったろうかしらん。
そうそう、今回単行本特典は3種あるので、お好きに選ぶが良いよ!(いわながせんせいブログ情報)
とらのあなでは描き下ろしクリアファイル、メロンブックスでは表紙と同じ柄を使ったイラストカードで単行本と同じサイズ、あとなんか店舗が不思議な分布をしていて、やってる店舗とやってない店舗があるっぽいけど、ワンダーグーでも表紙と同じ柄を使い、ポストカード仕様のイラストカードだよ!
私は元からワングー使っているから、特典あるっての読んでビックリしたね……ありがたやありがたや。
ありがたいと言えば、月マガ編集部さんの裏情報ツイートもなかなか。今回の表紙の決定稿である黒も、格好良くて好きだし、カラーバリエーションなんて編集部情報とかでないとなかなか見られないから嬉しい!
お待たせしました。『Pumpkin Scissors』コミックス最新21巻、本日発売です! カバーのイメージカラーは「黒」。20冊やってきて初のチャレンジですが、いかがでしょう? ご参考までに、岩永先生も最後まで悩んだ他のカラー案をお見せしますね。見比べてみてください。(続く) pic.twitter.com/RnRaQRBFip
— 月刊少年マガジン編集部 (@getsumaga) 2017年8月17日
(続き)あと、今巻に収録できなかった『Interval Special』を「ニコニコ静画:別館月マガ」試し読みにアップしました。ステッキン曹長の秘密と3課結成までのチョイ裏話です。本編のつけあわせに、どうぞ!(つ) https://t.co/Lh552w2nZw
— 月刊少年マガジン編集部 (@getsumaga) 2017年8月17日
……で、あの、単行本の描き下ろし部分に話をもどして。
カバー見返しのアリス2人、ちょうかわい~い~……。指組んでるところがかわいい……。
裏見返しはこれ以上ないくらいわかりやすい一言。マジか―!なかなかカラーにならない男来ちゃうか!や、19巻でもなっていたけれども、マーチスが3回表紙に出たのに比べると……ということで。
カラーページで描き下ろされているシーン、あの……トリガーから互いに指が離れている様子がとても良い。それはアリスが泣いているとわかったからか、それともこれから彼らがそうしていく、というきざしなのか。
本編最後、230ページにあたる部分……は、多分一ページ描きおろし。
ところで、連載時のページ数は合計209ページ。本編は5ページ目から始まって230ページで終わってるから全部で225ページ。
連載時、明らかに前号と表現がかぶってるページなんかもあったから、実質20頁以上描き下ろされているのでは……???
しれっと描き直されてるステッキンのコマとかあったし、ヤバイ。
ラストの4ページインターバルもやばいよね……今度は萌えっていうか妄想的にね……。あと、いわながせんせいのブログが、この時と現在ニコニコマンガに載ってるインターバルスペシャルに関するやつで三課設立の経緯だからして、なんかもういろんな意味で死亡。
外伝で……三課の過去とかハンクス大尉の過去をやってくださるんであれば……それを読むまで絶対死ねない……!!!
そうなるとそのへんの捏造もなかなか難しいな!
と思ったので、いっそ現パロとか現代転生ものにでもしたろかーなどと思っているところ。
現パロと現代転生の違いは、記憶があるかないか。もともと現代人として生きているテイで描くのが現パロ、「本編の時間軸の人格や記憶、容姿を持ったまま現代に生きることになった」ように描くのが現代転生かな~と思っています。なんか性別反転の先天性と後天性みたいな……(例えもニッチでどうするのか)。
いや、そんな私の与太話はどうでもいいんであって、ハンクス大尉の垣間見えた過去よ!!
ハンクス大尉にフォーカスして情報を整理すると
1. 憲兵隊自体は戦時中に解体されている
2. 解体後に停戦、コネリーの打診を受けてハンクスのみの三課が設立された。
3. 設立時点~「とある出来事」まではハンクスに「本気の戦災復興」をやる気はなかった。
4. アリス准尉が三課に入隊、この辺りは「憤慨の日々」であり、そんな中ゼロ番地区へ行き「蜂の巣をつついた」。
5. アリスのゼロ番地区行きの後、ハンクスは何らかのきっかけでやる気を取り戻す。墓参りのコマはその時点の描写か。
そこから後はおおむね描写されている通り、と。
以下上記の時系列の出来事に対応した疑問など
0. 大尉は憲兵隊になる前の時点で八つ裂きと呼ばれていたはずだが、それくらいもしかして「戦果」を挙げていたのか?だから憲兵隊に召し上げられた?
1. 戦時中こそ憲兵隊の需要があったろうに、解体されたのは何故?何か問題があった?「殺し過ぎた」あたりの話か?
2. 死んだ魚のような目wをする日々、三課設立前には、軍の中での扱いはどうだったのか?(次項の状況から飼い殺しか?)
3. この時点では「軍を辞められるものなら辞めたい」、とはいえ十三貴族の部下を死なすくらいしないとそうもいかない状態だった?
4. アリスは卒業後~三課に入るまでにも一度准尉扱いになった時点で、何らかの問題を起こしているっぽい。なんだろうか……。
5. どんなきっかけでやる気を取り戻したのか、おそらくは「アリスとの衝突」か?
墓参りの墓標の下に眠る人物とは?また、「正義の味方だと勘違いしていた男」とは?
私は基本的には岩永先生の描写を待ちたいと思っているけれど、墓標の下にいるのは、憲兵時代に、職務で責め殺してしまった、純然たる無実の被害者……という話もありかな~と思っている。
正義感から兵隊をやり、より正義を執行できるはずの憲兵をやっていたはずなのに、その行為は正義でもなんでもなかったとしたら……そういうこともあるかもな~、と。
ま、何より、パンシザ全体の次の展開が気になる、というところで。
コメント: